株式会社エスエイウェアハウスは2021年2月、里薬品貿易株式会社に社名変更いたしました。

現代ビジネスは、個人の信用が全て

ビジネス(物やサービスをお客様に売る)は生活の基本であり、とても面白いものです。

私もビジネスに18年関わり、いまだに飽きもせず新規ビジネスを立ち上げ続けています。

ビジネスを立ち上げ、軌道に乗せて、継続させる、という活動において、1つ重要なポイントを見つけました。

それは、「個人の信用」です。

もう一度説明しますが、ビジネスとは、物やサービスをお客様に売るというもので、完全なる物とお金の同時交換もあれば、先に物を渡してあとから代金を得るものもあれば、先に代金を得てあとからものを渡すこともあります。

この過程において信用という緩衝材が必要になります。信用がある事によって、物と代金の行き来に余裕を持たせることができます。

では、それが会社の信用ではなく、なぜ個人の信用になるのかを説明したいと思います。

最後は社長の信用

お金を払ったのに、商品が届かない。違う商品が来た。粗悪品が来た。

もしくは、商品を届けたのに支払いがない。

ビジネスのトラブルは簡単に言うとこの2つしかない。ただ全てがそんなにシンプルではなく複雑な時もあり、どちらが悪いわけではなく、どちらかが「折れなければならない」という場面が発生する。そして、それがなかなか解決しなかった時最後に出てくるのは社長である。

社長は状況を理解して判断する。例えば、

「すみません、新しい商品を直ぐにお届けします」

「すみません代金を直ぐお支払いします」

このように折れる事で解決します。

逆もあり、正しい事を主張する時もある。

この判断を適切に行う事で、社長に信用がついてきます。最後までしっかりとやる人だという信用がつきます。

会社に所属せず個人でビジネスをする時代

話は変わり、私はこの先の世界は企業に所属してビジネスをするのではなく、個人がビジネスをする時代に変わると確信しています。

アメリカではすでに個人事業主が正社員を超えています。日本では正社員と派遣だけでは人材確保が追いつかず、副業・フリーランス化が加速。さらにベトナムなどの新興国では原理的に個人事業主が多いという状況です。

そうなると、前項の社長というのは個人事業主・フリーランスという事になります。皆1人。皆社長なのです。

企業であった時は、社長が頑張って信用を作っていましたが、この個人がビジネスをする時代においては、個人が信用を持たなければならないのです。

個人が信用を獲得するためには

自社ビルもなければ、社員も居ない、預金も無い(あってもそれを証明する方法がない)

こんな状態から信用を作るのは大変です。いくつか信用を作るための方法をご説明します。

知り合いから案件を獲得

信用ゼロからやるときは、サラリーマン時代の知り合いから仕事をもらうしかない。

即レスとこまめな報告

信用のない時は、「バックレる」ことが1番警戒されます。なので問い合わせには少なくとも30分以内に答える。また特にやり取りが必要出ないときも週に一度は何らかの報告をすると、お客様も安心する。

お金の出入りだけは期限を死守する

個人であれば、主にお金は受け取るだけだが、もし支払いがある場合は支払い期限は死守しなければならない。これは1日の遅延でも大きな信用失墜である。

不安にさせるSNS投稿をしない

フリーランスの利点である、どこでも働ける事を活かし、プールサイドで仕事もありだが、これをお客様(最初は知り合い)も見れるようなSNSで投稿してはいけない。

きっちり納品する

当然だが、お金の出入りと同じぐらい納品は確実にやらなければならない。

お客様同士を繋ぎ、お互いに良い評判を話してもらう

ここからはかなりテクニックになります。繋がりの無い、お客様Aとお客様Bが、例えばビジネス的に連携出来る関係であれば、打ち合わせの機会等を用意し、知り合いになってもらう。

そこで、「○○さん、起業したばかりですが、頑張ってくれていますよね」というAさんとBさんに唯一ある共通の話題をしてもらいます。

そうすると、AさんもBさんもお互いに、「この人も信用して発注したんだな」と感じ、より信用することになります。

この輪が大きくなってくると、いつしか評判が生まれ、知らない人からも引き合いが来るようになります。

まとめ

現代ビジネスは、個人の信用を使って行います。信用があれば何でも成功します。急ぐ必要はないので、地道に信頼を獲得していきましょう!